6/25/2013

旅の日記2

Piano master class@ Hawaii Convention Center


I got a chance to take a lesson with Mr Jon Nakamatsu, the gold medal winner of 97's Van Clibern International Competition. ジョンナカマツ氏のレッスンを受けました♫日本の盲目の辻井さんが優勝したことで知られるクライバーンコンクールの97年度優勝者です。アメリカではたいへん人気のあるピアニストです。


Franz SCHUBERT Piano Trio in B flat major, D898
Thomas Sauer, piano, Ignace Jang, violin, Joanna Morrison, cello
Robert SHUMANN Piano Quartet in E flat major, Op.47
Jon Nakamatsu, piano, Ignace Jang, violin,
Joanna Morrison, cello, Mark Butin, viola

I was really impressed about the chamber music concert at the evening, especially Mr Sauer's Schubert trio.  I can say it changed my idea on the music, worth to came all the way from California. 講師陣による室内楽のコンサート。今回のマスタークラスはジョンナカマツのレッスンを受けられるということで興味をもち、参加したところが大きかったのですが、この夜のトーマスザウワー氏の演奏がわたしの旅を変えました。ぎりぎりに潜りこんで曲目も知らないで座ったのですが、音が鳴り出したとたん、あぁシューベルトの音だと思い、私の中で何かが砕かれました。日本人が生まれながらにして侘び寂びの感覚をもつのと同じで、あぁドイツ人は派手な演奏パフォーマンスをしなくたって音の色だけで表現できるのだ、と震えるように感動しました。ピアノから放たれていたのは「鱒」の川の流れに反射する柔らかい光や「冬の旅」の灰色の空に時々差す明るい光、でした。涙が出てきました。そしてわたしが勉強したいのはこういうことだ、と思いました。ドナルドキーンさんのように日本人よりも日本人みたいな人もいるし、ドイツ人に生まれなければだめだということではなくて、音の中に凝縮されたたくさんのことをもっと知りたい、と思ったのです。


翌朝はそのザウワー教授によるベートーヴェンピアノソナタの講義。交響曲や弦楽四重奏との関係、そして18世紀の音楽にすごく影響がつよいモーツァルトのドンジョバンニ」などのオペラ・・を知らずして、ベートーヴェンのソナタだけを教材のように弾いている人が多いというお話はほんとに興味深いものでした。日頃からそう感じていたけど、やっぱりピアノだけ弾いてちゃだめだ!
第2回は、ピアノ修業の巻、でした。つづく