10/04/2015

音楽会シーズン

Fall has come. Music season has started!
Beethoven piano concerto "Emperor"
Schumann Symphony No.2 C-major 
恒例の地元のオケ、シーズン開幕。ベートーヴェンのピアノ協奏曲「皇帝」ピアニストはロシア系の方。それとシューマンのシンフォニーの2番ハ長調。



今日はチェロ弾きの友人の家に滞在中の日本の某大学名誉教授、F先生もご一緒だった。開演前にホールのとなりのカフェで紅茶を飲みながらいろいろお話したところ80代後半のF先生、ご専門はまったく音楽とは別の分野であるにもかかわらず昔ピアノの調律にたいへん興味をお持ちになりご自分のピアノを調律されるほどお勉強されたそう。そして、戦後GHQの占領下にあった東京で、日比谷公会堂での音楽会に足繁く通われたそう。ローゼンシュトックの指揮するN響、近衛秀麿の指揮とレオニードクロイツァーのピアノの共演 (ユダヤ系のクロイツァー氏を助けたとしてBSドキュメンタリー「戦火のマエストロ・近衛秀麿」を夏に見たばかり!) わたしが本やテレビでしか見たことのない巨匠たちのお話にワクワクした。敗戦後の東京で西洋の音楽は今よりもずっと心にじーんと浸みたのではないかと想像してみると、恵まれた時代に生まれておきながら不謹慎かもしれないが、わたしもその空間に居てみたかった、と思うことがある。亡くなった祖母も少女時代に麻布の家からよく日比谷公会堂に音楽会に出かけたと聞いていた。昔の東京に想いを馳せる午後となった。