Concert Paraphrase on Themes from Tchaikovsky's Eugene Onegin(2008) / Stephen Prutsman(Nobilis Piano Trio) Concerto for violin, Cello, and Piano in C major(1804) / L.V.Beethoven (Nobilis Piano Trio) Burleske in D minor(1885) / R. Strauss, Les Preluudes(1865) / F.Liszt
今回出演のトリオのピアニスト、Prutsman氏による作品「チャイコフスキーのエフゲニー・オネーギンによるパラフレーズ」、そしてベートーヴェンのトリオ・コンチェルト。ピアニストであり作曲家でもある彼はちょっと変わっていて怪物のように見えた。後半のリヒャルトシュトラウスの難解な大曲を魔法のようにラクラク弾いているように見えた。そしてピアノ用の椅子が嫌いなのか、オケの人が使うふつうの椅子でソリストのときも弾いていたので可笑しかった。
最後に演奏されたリストの前奏曲について。ずっと前に本で読んでこのブログにも書いたことがあったが、第二次世界大戦中ナチスのラジオ局のテーマ音楽だったため、戦争犯罪曲としてドイツでは長いあいだ演奏禁止だったという曲。ナチスに協力的だったため戦後に裁判にまでかけられたリヒャルトシュトラウスと、ナチスラジオのテーマ曲だったリストの前奏曲を並べるとはなにか意味があったのかしら? さすがにそのようなことはいっさいプログラムには書いていなかったけれど。わたしの考えすぎかな!?

隣のカフェで。リヒャルトシュトラウスのことを調べてみたり、音楽が裁判にかけられたり政治との関わりが濃かったりそういうところがヨーロッパだよね~と、チェロ弾きの友人と話した♫